新13インチMacBook Pro、2017年版モデルより83%高速に

Appleが今週発売した新しい13インチMacBook ProのGeekbenchによるベンチマークスコアが、前モデルを大幅に上回っていることがわかりました。

マルチコアで最高83.4%高速に

Appleは先日、MacBook Airと13インチMacBook Proをアップデートしましたが、新13インチMacBook ProのGeekbenchによるベンチマークスコアが、早くもWeb上に登場しています。

1.4GHzクアッドコア第8世代Intel Core i5プロセッサを搭載した、2019年版13インチMacBook ProのGeekbench 4によるベンチマークスコアは、2.3GHzデュアルコア第7世代Intel Core i5プロセッサを搭載した2017年版13インチMacBook Proと比較すると、シングルコアで最高6.8%、マルチコアでは最高83.4%も高速化しています。

米メディアMacRumorsが算出したベンチマークスコアの平均値は、2019年版ではシングルコアは4,639、マルチコアは16,665、一方2017年版ではシングルコアは4,341、マルチコアは9,084となっています。

13インチMacBook Proは前モデルの2倍の性能アップ

2019年版13インチMacBook Proは、IntelのCore i5-8257Uプロセッサを搭載していますが、これは同社のi5-8250UプロセッサをApple向けにカスタマイズしたものだろうとMacRumorsは指摘しています。同プロセッサはCoffee Lakeシリーズであり、Turbo Boost使用時の最大クロック周波数は3.9GHzです。

最新13インチMacBook Proのプロセッサは、1.7GHzクアッドコア第8世代Intel Core i7プロセッサへとアップグレードすることが可能です。同プロセッサはCore i7-8557Uであり、こちらもCore i7-8550Uのカスマイズ版と思われます。Turbo Boost使用時の最大クロック周波数は4.5GHzです。

1.7GHzクアッドコア搭載の13インチMacBook Proについては、記事執筆時点では1つしかGeekbenchベンチマークスコアが公開されていませんが、シングルスコアは4,835、マルチスコアは15,515となっています。正確を期すにはより多くのスコアを待つ必要がありますが、この結果のみを2017年版と比較すると、マルチスコアでは約60%の高速化となっています。

Appleは13インチMacBook Proについて、「前モデルの2倍の性能アップ」を実現している、と主張しています。