ChromebookでiPhoneのUSBテザリング可能に?バッテリー消耗が少ないメリット

Chromebookはインターネット接続が不可欠にもかかわらず、SIMを挿せて単体でモバイルネットワークを利用できる機種がほとんどありません。その欠点を補うように、Chrome OSではAndroidスマートフォンのインスタントテザリングが利用可能とされていました。

そして新たに、Chrome OSでiPhoneでのUSBテザリングが利用できる新機能が開発中と明らかになりました。AndroidのみならずiPhoneとの組み合わせでも、Chromebookがより便利に使えるようになりそうです。

現バージョンでも、ChromeBookから無線経由でiPhoneのインターネット共有(テザリング)は利用できます。ただし、そうした方式はiPhone側のバッテリーの消耗が激しく、一時的な間に合わせならともかく、長時間の使用は厳しいものがあります。

そんななか、Chrome OS情報メディアChrome Unboxedは、ChromiumのコミットからiPhoneのUSBテザリングをサポートする新機能を発見。現在でもChromebookにiPhoneを接続するとFilesアプリにUSBデバイスとして表示はされますが、ネット接続機能は提供されていません。これが下記のように変更されるとの記述があるとのことです。

Chromium:USB経由でiPhoneテザリングのカーネルサポートを有効にします
USB経由のiPhoneテザリングは、ワイヤレスまたはBluetoothテザリングよりもバッテリーの消費量が少なく、はるかに安全です。ユーザーレポートに基づいても、無線LANテザリングより信頼性があると言えます。

ChromebookとiPhoneを外出のお供にしているユーザーには、まさに待望の新機能でしょう。いつStableチャンネル(Chrome OSチームによるすべてのテストが完了しているチャンネル)アップデートとして配信されるかは何も言及がありませんが、期待して待ちたいところです。