watchOS 6の「Noise」アプリ、デジタル騒音計並みの正確さ

watchOS 6で利用可能となる騒音計測機能「Noise(ノイズ)」アプリと、デジタル騒音計で音量計測結果を比較したところ、Apple Watchで騒音計とほぼ同等の計測が可能であることがわかりました。

Apple Watchとデジタル騒音計、音量計測対決

アメリカのソフトウェア開発者、ブレイク・ヘルムズ氏は、現在開発者向けベータが公開されているwatchOS 6の「Noise」アプリと、デジタル騒音計で同時に計測した様子の動画をTwitterに公開しました。

比較すると、Apple Watchよりも騒音計のほうが細かく数字が変動していますが、両者が表示する音量はほぼ一致しているのが分かります。

ヘルムズ氏は、さらに数回、Apple Watchと音量系の計測テストをしたところ、計測結果の差は3デシベルから5デシベル以内で一致していたそうです。

小さなマイクを内蔵したApple Watchで、大きな専用マイクを持つ騒音計と同等の計測ができたことにヘルムズ氏は驚き、「Apple Watchを使い始めようと思う」とツイートしています。

単体でApp Storeにアクセス可能に

watchOS 6に追加される「Noise」アプリは、周囲の音量が90デシベルを超えると、大きな音を聴き続けると聴力に影響がある、と注意を促す機能です。

現地時間6月3日に開催された世界開発者会議(WWDC 19)のデモでは、会場の聴衆に拍手と歓声を促し、音量が変化する様子を見せていました。

watchOS 6では、Apple Watch単体でApp Storeからアプリのインストールが可能になるほか、月経周期の記録などの新機能が利用可能となります。