“Windows Sysinternals”ツールがアップデート ~クラッシュやバッファオーバーフローの問題を修正

米Microsoftは6月15日(現地時間)、開発者・管理者向けのトラブルシューティングツール“Windows Sysinternals”の一部をアップデートした。現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。

今回アップデートされたツールは、指定したファイル・フォルダーを開いているプロセスを特定するCUIツール「Handle」、意図的にシステムをクラッシュさせる「NotMyFault」、プロセス管理ツール「Process Explorer」、システムモニター「Sysmon」の4つ。アップデートの内容は、機能改善や不具合修正が中心だ。

なかでも「Handle」でクラッシュを引き起こす可能性のあるドライバーの競合への対処が行われたほか、「Process Explorer」では異常に大きい環境変数ブロックを処理するとバッファオーバーフローにつながる恐れのあるある問題が解決されている点には注意。攻撃に悪用される可能性は不明だが、念のためアップデートしておいた方がよいだろう。