iOS 13新機能「知らない番号自動スルー」は最高だ!

グッバイスパムコール。

先週行なわれたWWDC 2019。iOS 13が発表され、噂されていたお待ちかねのダークモードが注目を浴びましたが、その他にも新機能は盛りだくさん。中でも、特に米国ユーザーが「お、いいね!」と反応したのが、知らない番号からの電話を自動で留守番電送りにする機能、Silence Unknown Callers=知らない番号自動スルーです。

多すぎるスパム電話への対策

アメリカで暮らしたことがある人ならわかると思うのですが、アメリカはとにかく電話営業スパムが多い。めっちゃくちゃ多い。それも自動音声のロボットスパム電話が多い。どこから電話番号を仕入れてくるのか、毎日数件、日によってはひっきりなしにかかってきます。 Appleも本機能はスパム通話を目的としていると強調するほど。「クリスいますか?」から始まるロボットスパム電話なんて、世の中の全クリスが激怒するレベルで多いでしょう。

馬鹿正直にいちいち電話にでていたら日がくれます。なので、大抵の人は即切りするか、出ないでオフにするパターン。これを自動でスルーできるようになれば間違いなく天国! Silence Unknown Callersをオンしておくと、iOSはSiriを介して、電話帳、メッセージ、メールにある番号のみ呼び出しをするようになります。つまり、それ以外は自動で留守番電話に切り替えに。

待ちに待ってた機能

MacRumorsが、はやくもこの機能を試しており、なかなかいいとのこと。ただ、Eメールで共有された電話番号まで認識するのは難しく、呼び出しがならなかったパターンもあったというので、本リリースまでに精度がもっとあがるといいですね。

また、同じく先週に、連邦通信委員会(FCC)で通信キャリアがロボットスパム通話をデフォルトでブロックしてもいいという方針が満場一致で可決されています。可決を前に、FCCのAjit Pai議長が、ロボスパム通話に関する消費者からの苦情の多さについて語っており、苦情の約60%はこれに当たるとその悪しき存在ぶりに辟易。ちなみに、昨年だけでロボットスパム電話の数は約1,000億ですってよ。

Appleの新機能は待望も待望、遅すぎたと言ってもいいくらいでしょう。