Dell、狭額縁15.6型有機ELを採用した新「XPS 15」

米Dellは、COMPUTEX TAIPEIが開催されている会場近くで記者会見を開催し、同社の15.6型の狭額縁ディスプレイを採用したクラムシェル型ノートPCの最新モデル「XPS 15 (7590)」を発表した。

米国発売は5月28日の見込みで、価格は999.99ドルから。

4K解像度で400cd/平方mのOLEDパネルが選択できるようになったXPS 15

XPS 15 (7590)は、15.6型のディスプレイを採用したクラムシェル型ノートPC。

ディスプレイパネルは3種類が用意されており、もっともハイエンドなパネルがOLED(有機EL)の4K(3,840×2,160ドット)で、輝度400cd/平方m、10万:1のコントラスト比、DCI-P3 100%の色域をカバーする高精細/高輝度/広色域のパネルとなっている。

同じ4K解像度の液晶パネルも用意され、そちらは輝度500cd/平方mとOLEDよりも高輝度になっており、Adobe RGB 100%の色域をカバー、コントラスト比は1,500:1となっている。

フルHD(1,920×1,080ドット)の液晶パネルも用意されており、こちらも4K液晶同様に500cd/平方mの輝度と、sRGB 100%の色域、1,500:1のコントラスト比を実現している。なお、タッチ対応はオプションで、基本的にはタッチ非対応のパネルとなる。

CPUは、開発コードネーム「Coffee Lake Refresh」こと第9世代CoreプロセッサのHシリーズを搭載。Core i9-9980HK(8コア)、Core i7-9750H(6コア)、Core i5-9300H(4コア)から選択できる。

いずれもIntel UHD Graphics 630を内蔵しているが、オプションでディスクリートGPUとしてGeForce GTX 1650(4GB GDDR5)も選択できる。

メインメモリは2つのSO-DIMMを利用して実装しており、DDR4-2666メモリを搭載。購入時には8GB/16GB/32GB/64GBのデュアルチャネル構成から選択できる。ストレージは256GB/512GB/1TB/2TBのPCI Express SSDから選択することが可能だ。

ポート類は、本体の左側面にACアダプタ用ポート、USB 3.0、HDMI 2.0、Thunderbolt 3、ヘッドフォン端子が用意されており、右側面にはSDカードスロット、USB 3.0、セキュリティロック用の穴などが用意されている。

Dellによれば、米国での市場想定価格は、液晶モデルが999.99ドル(1ドル110円換算で約109,999円)から、OLEDモデルは1,899.99ドル(同約208,999円)からとなっており、米国時間の5月28日より販売開始予定。日本での価格や販売時期などについては未定としている。

製品名 XPS 15 (7590)
CPU 第9世代Coreプロセッサ(CFL-R)
GPU Intel UHD 630/NVIDIA GeForce GTX 1650(4GB GDDR5)
メモリ 8~64GB(DDR4-2666、SO-DIMM×2)
ストレージ 最大2TB(PCIe x4接続)
ディスプレイ 15.6型4K有機EL(400cd/平方m)/15.6型4K液晶(500cd/平方m)/15.6型フルHD液晶(500cd/平方m)
タッチ/ペン 対応(オプション)/非対応
Webカメラ HD(Windows Hello非対応)
USB Thunderbolt 3(USB 3.1)、USB 3.0×2
HDMI 1
カードリーダー SDカード
オーディオ オーディオ/マイクコンボ(3.5mm)
その他ポート セキュリティケーブル用ホール
Wi-Fi Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)
Bluetooth Bluetooth 5
指紋認証 電源ボタンに内蔵(オプション)
キーボード フルサイズバックライトマグレブキーボード(0.7mmストローク)
ポインティングデバイス Precision TouchPad
ACアダプタ 130W
バッテリ 56Wh/97Wh
本体色 シルバー
サイズ(幅×奥行き×高さ) 357×235×11~17mm
重量 1.8kg~(56Wh)/2kg~(97Wh)
OS Windows 10 Home/Pro