気軽に持ち運んで使える8型タブ、ファーウェイ「HUAWEI MediaPad M5 lite」8インチモデルレビュー!

持ち運びに便利なサイズ感が人気の8型タブレットだが、ファーウェイから注目の新製品「HUAWEI MediaPad M5 lite」8インチモデルが登場した! 日常使用でストレスを感じさせないスペックに、シリーズに共通する高いエンタメ性能、そして圧倒的なコストパフォーマンスといった本機の魅力を詳しく紹介していく。

気軽に持ち歩ける8型のサイズ感で、しかも価格は2万円台前半!
ファーウェイの新タブレットが登場

国内では特に人気が高い8型クラスの比較的コンパクトなタブレット。自宅ではもちろん、通勤中など、幅広い場面で利用できるのがその理由だろう。今回、ファーウェイから登場した「HUAWEI MediaPad M5 lite」8インチモデルもそんな1台。しかも、価格は税込でも2万円台前半からとなっており、かなり購入しやすい点も本機のキモだ。

本機の本体サイズは、約122.2(W)×204.2(H)×8.2(D)mm。また、重量は約310gで、片手で持ち続けていても苦にならない。屋外に持ち出すのはもちろん、屋内で寝転んで使用する際などにも使い勝手に優れる。

約8型のIPS液晶ディスプレーは、解像度1920×1200ドットで、画素密度は283ppi。高精細であることに加え、明るく鮮やかな表示も特徴となっている。ブルーライトカットモードで、眼の疲れを軽減する設定にすることも可能だ。

デザインは全体的に洗練された雰囲気が漂う仕上がり。背面のなめらかなカーブが印象的なメタルユニボディーは、ビジネスシーンでの使用にもマッチするシックさだ。本体色はスペースグレーのみとなっている。

前述したように、ライバルと比較しても大幅にお手頃な価格は大きな特徴だ。Wi-Fi版は税抜2万2880円となっており、税込でも2万円台前半という驚きの価格。また、SIMフリーのLTE版も用意されており、こちらも税抜2万6800円と、税込みでも3万円を切っており、格安SIMとの相性は非常に良さそうだ。タブレットデビューを検討中のユーザーにとっても選びやすい存在と言える。

購入しやすい価格なのに、高いエンタメ性能と
普段使いには十分以上のスペックを備える!

とはいえ、いくら購入しやすい価格であっても、実際の性能が微妙というのでは魅力に欠けてしまう。ここからはスペックについても見ていこう。

HUAWEI MediaPad M5 lite 8インチモデルは、ファーウェイのMediaPad Mシリーズのラインアップに加わるモデルだ。同シリーズ共通の特長はエンタメ性能の高さ。中でもサウンドへのこだわりで知られている。すべてのモデルにHarman Kardonによるサウンドチューニングが施されており、もちろん本機でも同様だ。

縦画面時の上下面にスピーカーを搭載。パワーアンプもそれぞれに装備されており、デュアルスピーカー&デュアルパワーアンプ構成だ。実際に音を聴いてみると、外付けスピーカーが不要だと感じるほどの大音量と高音質を体感できる。

また、ファーウェイ独自のサラウンド技術「HUAWEI Histen5.0」も用意されている。これはヘッドホン接続時に使用可能になるもので、音楽鑑賞はもちろん、映像を楽しむ際にもサウンドへの没入感を高めてくれる。

もちろん映像や写真の表示も美しい。本機は1080p HD動画のストリーミング再生に対応。小型軽量な本体のため、ベッドやソファーに寝転がっていても、映画やドラマなどを長時間楽しめる。

タブレットを持ち歩くときに心配なのがバッテリーの持ちだが、その点でも安心だ。約5100mAhという大容量バッテリーを搭載し、動画再生は最大約10.6時間、音楽再生では最大約62時間というスタミナを実現している。

上記以外のスペックでは、オクタコアCPU「HUAWEI Kirin 710」や3GBメモリー、Android 9、EMUI 9.0を搭載。日常使用ではストレスを感じさせない処理性能となっている。また、ストレージは32GBだが、microSDカードで最大512GBまで拡張可能なため、動画や写真など大量のコンテンツを保存しておくのにも安心だ。

子供にタブレットを渡しても安心
カメラを活かした独自機能も

小型の本体サイズと購入しやすい価格ということで、子供に渡すための端末として考えている人もいることだろう。そんなときに役立つのが「キッズモード」だ。

キッズモードでは、タブレットの使用時間や使用アプリの制限を、保護者が細かく設定しておける。たとえば、利用可能な時間帯を限定したり、1回の利用時間を決めることなどが可能だ。サードパーティー製のメッセージアプリによるメッセージ送信を禁止する設定もあり、自分の子供が知らぬ間に危険な状況に巻き込まれることを防げるようになっている。

また、寝ながら視聴していると、注意を促す通知を画面に表示してくれる。ブルーライトカットモードやモノクロモードを常時有効にすることも可能で、子供1人でタブレットを使わせるときにも安心。親が常時、側にいて注意するのはなかなか大変なため、心強い機能だと言える。

カメラアプリとAIを活用した「AI Vision」も面白い。これは、AIが被写体を認識して関連情報を表示してくれる機能で、ファーウェイ製スマホでもすでに搭載されている。カメラを向けるだけで、被写体と類似した商品をネット検索してくれたり、テキストを翻訳してくれる。

実際に試してみたが、商品検索がうまく成功すると、なかなか便利だと感じた。ただ、現状では、被写体を正しく認識しないケースもそれなりにある。独自性の高い商品パッケージだったり、有名な商品であれば認識精度は高くなるようで、このあたりは、商品データベースの充実とAIの習熟を期待したいところだ。