Googleのスマートディスプレイ「Nest Hub」、日本発売へ

Googleは、カリフォルニアで開催された開発者向けイベント「Google I/O 2019」において、スマートディスプレイ「Nest Hub」の販売地域の拡大を発表した。日本を含む12カ国で新たに販売が開始される。

同製品は「Google Home Hub」としてアメリカなどで販売されていたもので、Google傘下の「Nest」ブランドに変更された。日本での価格や発売時期は明らかにされていない。参考までに、アメリカで129ドル(約1万4000円)で販売されている。

10インチの「Nest Hub Max」も海外発表

Nest Hubの大型版となる「Nest Hub Max」は、10インチ(1280×800ドット)の画面を備えるスマートディスプレイ。当初はアメリカ、イギリス、オーストラリアで発売される。アメリカでの価格は229ドル(約2万5000円)。

Googleアシスタントによるスマートスピーカーと同等の機能に加えて、アメリカでGoogleが展開するテレビストリーミングサービス「YouTube TV」の視聴などができる。

また、新たにカメラが搭載され、Google Duoを使ったビデオ通話が可能。カメラ映像はスマートフォン用アプリで外出先から確認でき、スマートカメラのようにも利用できる。

Googleのスマートディスプレイは「Nest」ブランドに

Nestは2014年にグーグルが買収したスマートホーム関連の企業。Alphabet傘下の企業として独立運営されてきたが、2018年にGoogleのハードウェア部門に合流している。

今回発表された「Nest Hub Max」以降、Googleのスマートディスプレイは「Nest」ブランドで展開される。また、既存モデル「Google Home Hub」も「Nest Hub」に改称する。