Windows 10にしても同じようにそのうちサポートが切れるんでしょ?

A.サポートを受け続けるには機能更新が必要です

Windows 10は、WaaS(Windows as a Service)という新しい考え方が採用されているOSです。OSのプログラムとアップデートが一体になった“サービス”として提供されるようになっており、新機能の追加などの進化を常に続けながら、永久にサポートされるという考え方で提供されています。

しかし、逆に言うと、サポートを受け続けるには、一体となる「アップデート」が必須ということになります。

Windows 10のサポート期限は非常に複雑で、エディションやバージョンによって期間に違いがあったり、途中の仕様変更によって期間に違いもあるのですが、現在(2019年4月時点)の基本ルールは、機能更新プログラムの適用から18カ月サポートされる(セキュリティ更新プログラムが提供される)ということになっています(EnterpriseやEducationは9月の更新プログラム適用後は30カ月)。

Windowsライフサイクルのファクトシートのウェブページに最新情報が掲載されているので、確認してください。

これによると、実は、Windows 10と言えども、一部のエディションの古いバージョンはすでにサポートが終了しています(バージョン1507、1511、1607、1703、1709)。

とは言え、Windows 10はWindows Updateによって自動的に機能更新プログラムが適用されるので、普通に使っている限り、こうした期限を意識することなく、サポートを受け続けられることになります。なお、企業向けの環境では、機能更新プログラムの適用時期をある程度の範囲でコントロールすることもできます。

仮に、インターネットに全く接続されていない環境のパソコンがあるとすれば、Windows 10と言えども、サポート切れになっている可能性はあります。しかし、機能更新プログラムを受け付けている限りはサポートが切れることはありません。