フィットネスアプリGoogle FitのiOS版リリース。Apple Watchとも連携可能

Googleは、同社のフィットネス管理アプリGoogle FitをiOS向けにリリースしました。iPhone上でもGoogle FitのHeart Pointsなどを計測・確認可能になります。

Google FItは2014年にリリースされたAndroid向けのフィットネス管理アプリ。2018年8月に世界保健機関(WHO)らと協力して、健康に良いとされる運動量の基準となるハートポイントを導入しました。

iOS上では、これまでもWear OSアプリでGoogle Fitのデータを確認できましたが、利用にはWear OS搭載のスマートウォッチが必須でした。今回、あらためてスタンドアロンアプリとしてリリースされた次第です。

iOS向けのGoogle Fitでも、機能自体はAndroid版と同等。それだけではなく、Apple Healthとも連携し、Apple Watchで計測した各種アクティビティもGoogle Fitに反映、Journalでアクティビティの確認が可能です。

また、Apple Watchだけではなく、Nike Run ClubなどApple Healthに接続するアプリのデータは、Google Fitとも同期可能です。ただし、逆方向、Google FitのデータをApple Healthに反映させることはできません。

正直なところ、iPhoneユーザーでGoogle Fitを利用したい人がどの程度いるのかは定かではありません。

ただ、これまでAndroidでGoogle Fitを利用しており、iPhoneとApple Watchに乗り換えたものの、過去の計測データを継続して利用したい。あるいは、AndroidとiPhone、Wear OSとApple Watchを気分に応じて使い分けるようなニッチな層には、便利かもしれません。