発売前の「Galaxy Fold」がさっそく分解。スキマがやばい…

二つ折りで超えなければいけない壁がよくわかる…。

折りたたみスマホとして、いま世界からの視線を集めているこの貴重なガジェット。発売前のGalaxy Foldを早くも分解したのは、そうねおなじみiFixit。

この分解レポートにはそのメカニカルな構造に加え、Galaxy Foldの問題点も指摘されています。

開ける前から隙間

おいおいマジかよ。と思わされたのがこのスキマ。2つの画面が合わさる中央部、ちょうど2つに折り曲がるポイントですが、こちらにはフレキシブルな画面を畳むために7mmのスキマがあります。念の為言っておきますが、これは分解前です。

また、ディスプレイを畳んだ状態でも、ヒンジ部にiFixitのオープンツールが(それぞれ)入るくらいのスキマがあるようです。

これらのスキマは、すぐにスクリーンをダメにすることは無いようですが、もしゴミやホコリがこのスキマに入ってしまったら、それはディスプレイとパネルとの間に侵入するということなので…うわ、こわい。

The VergeのDieter Bohn記者の端末に起こったこの症状って、まさにソレなんじゃない?といった推測もできます。う〜ん、防塵防水対応を謳っていない端末とはいえ、ちょっとアウトドアじゃ使いたくないですね。…常時ジップロックかな。いや、そりゃダサいな。

すでに発売を延期

なお、サムスンはこうしたレビュー端末に起こったさまざまな症状を受け、発売日の延期を発表。ディスプレイ保護を強化し、使用上と手入れの説明を明示する対策を行なうとのことですが、このスキマに関してはヒンジ部の構造上の問題。根本的な対応はされなそうな予感もしますね…。

その他iFixitのレポートはこちらより。なんというか、二つ折りスマホを作り出したサムスンの試行錯誤と、ユニークなヒンジの構造、そして今後の二つ折りが超えなければならない壁がよくわかる興味深い分解レポートとなっています。