長時間駆動でモバイルに最適、使い勝手のよい液晶&キーボードも魅力の13.3型ノートPC

直径がわずか2.25mmのウェブカメラを、ディスプレー上部の狭額縁に内蔵し、フレームレスディスプレーとウェブカメラの自然な画角を両立させたデルの13.3型ノートパソコン「New XPS 13」。今回は、モバイルノートとしての使い勝手に迫っていこう。

フルサイズクラスのキーボードを採用、電源ボタンは指紋認証センサー一体型

New XPS 13は、13.3型ディスプレーを11型級のコンパクトなボディーに搭載しているが、キーピッチは横19.05mm、縦18.05mmとフルサイズクラスのキーボードが採用されている。キーストロークも1.3mmと十分な深さだ。打鍵感は申しぶんなく、打鍵音も低めに抑えられている。

日本語キーボードは86キーとなっており、米国とカナダの82キー、イギリスの83キーより数が多いが、幅が狭いのは右側の7つの記号キーのみ。ほかのキーはすべて等幅に揃えられている。またキーとキーの間にすき間のあるアイソレーションタイプなので、高速タイピングしてもふたつのキーを同時押ししてしまうことはないはずだ。

電源ボタンは指紋認証センサー一体型。採顔認証センサーを用しているノートパソコンも多いが、顔認証センサーには赤外線カメラが使われているので、赤外線を含む太陽光下では正常に動作しない場合も少なくない。環境に左右されずにロック解除できるので、指紋認証センサーと併用できる使い勝手のよさはありがたい。

予算に余裕があるなら、4Kタッチディスプレーの選択がオススメ

New XPS 13には、フルHDと4Kの2種類のディスプレーが用意されており、4Kディスプレーのみタッチ操作に対応している。文書や画像を拡大縮小できるのも便利だが、ちょっとした注釈であれば指でささっと書き込めるので実にお手軽だ。使い勝手がまったく変わるので、予算が許せばタッチ対応4Kディスプレーモデルを選ぶことをオススメする。

今回のNew XPS 13の借用機に搭載されている13.3型4K Ultra HD InfinityEdgeタッチディスプレーは、輝度が400cd/平方m、色域がsRGBカバー率100%、コントラスト比が1500:1と、モバイルノート用としてはハイクオリティーだ。またパネルはIPS液晶なので視野角も広い。複数人で、撮影した写真や動画をチェックしたり、映画やミュージックビデオを鑑賞する際に十二分に活躍してくれるはずだ。

8時間以上駆動するモバイルに最適な1台

モバイルノートPCの使い勝手においてバッテリー駆動時間は重要なポイント。そこで今回ディスプレーの輝度を最大に設定して、バッテリー残量3パーセントまでの動作時間をベンチマークソフト「BBench」で計測してみた。結果は、8時間33分23秒と非常に優秀な成績を記録した。ディスプレー輝度を下げれば、軽く10時間を超えてくるだろう。

New XPS 13のレビューは次回で最終回。最新の第8世代(Whiskey Lake)プロセッサー「Core i7-8565U」を搭載するNew XPS 13が、どの程度のパフォーマンスを発揮するのか迫っていく。