AMDの第二世代「Ryzen」が一部で値下がり、Intelは「Core X」の在庫が回復

第二世代「Ryzen」が一部で値下がり、2700/2600Xには「Wraith Max Cooler」同梱版も登場

「Pinnacle Ridge」こと第二世代Ryzen 7/5が平均5.8~9.0%下落。一部ショップの特価により、最上位のRyzen 7 2700Xは最安値が前回比1,983円安の税込32,983円に下がったのが目立つが、中心価格帯は34,000円台となっている。

なお、Ryzen 7 2700とRyzen 5 2600Xには、CPUクーラーとして「Wraith Max Cooler」を同梱したパッケージが出回り始めた。価格は2700が税込34,538円、2600Xが税込24,818円で、最安値で比較した「Wraith Spire Cooler」同梱品との差額はそれぞれ3,942円、2,322円だ。

GPU内蔵の「Ryzen G」も、今回調査ではRyzen 5 2400Gが745円安の税込15,692円、Ryzen 3 2200Gが942円安の税込10,562円に下落。一部のショップによる安値で、中心価格とは600~1,000円ほどの開きがある。

低価格PC向けのAPU「Athlon」は、240GEが税込8,640円、220GEが税込7,290円など、最安値が500~600円ほど下がった。最下位の200GEは、16日調査時(土)に税込6,026円を付けている。Intelの低価格品が入手困難な中、AMDが潤沢に出回っているのは有り難い。

Intelは、LGA2066プラットフォーム向け「Core X」の在庫がほぼ回復し、価格も大きく値下がり。ショップにより価格にばらつきがあるが、Core i9-9980XEが12,578円安の税込235,800円、9960Xが4,136円安の税込209,790円などとなっている。

LGA1151対応の「Coffee Lake Refresh-S」は、Core i9-9900Kのリテールパッケージ品が一時品切れになったものの、徐々に再入荷。ただし、価格は横ばいであり、バルク品との差額は最安値比較で5,590円と大きい。Core i7-9700Kは特価の終了により2,948円高の税込49,658円に上昇したが、バルク品が税込47,498円で新たに出回り始めている。GPU非搭載のCore i5-9400Fは270円安の税込21,870円に下がった。

「Coffee Lake-S」は品薄続き。20,000円以下の機種は特に少ないが、Core i3-8100は比較的出回っており、価格は税込16,178円だ。10,000円以下は、Pentium Gold G5400(バルク品)が税込9,698円で引き続き出ているほか、Celeron G4900が税込8,294円、G4900T(バルク品)が税込5,970円で販売されているのを発見。G4900TはPCパーツとの同時購入が条件となるが、前述のAthlon 200GEよりちょっとだけ安いのはご愛敬だ。