LTEモデム内蔵可能な12.5型ノートPC「VersaPro UltraLite タイプVB VB-4」

NECの「VersaPro UltraLite タイプVB VB-4」は、LTEモデムを内蔵できる12.5型のモバイルノート。2018年7月発売の「VB-3」と比較すると、別売30,000円の「USB Type-C ドック」の追加など、カスタムオプションの内容が一部調整されたモデルとなる。

おもな仕様はVB-3と同様で、CPUは第8世代Coreプロセッサ、Core i5-8350U(1.7GHz、ビデオ機能内蔵)、Core i5-8250U(1.6GHz、同)、または第7世代CoreプロセッサのCore i3-7130U(2.7GHz、同)のいずれかを選択できるのが特徴。

メモリは4GBまたは8GB、ストレージが128GB/256GB/512GB SSD(256GB/512GBは暗号化機能付き)、液晶が1,920×1,080ドット表示対応12.5型IPS、または1,366×768ドット表示対応12.5型を選択可能、OSはWindows 10 Pro。

今回評価したモデルはCore i5-8350Uを採用し、メモリ8GB、512GB SSD、フルHD IPS液晶などを搭載していた。

電源入力は、USB Type-Cによる電源供給で、付属ACアダプタ以外に別売の大容量ACアダプタを利用することで、電源オフ時に1時間で約80%充電できる急速充電機能に対応する。

インターフェイスは、USB 3.1(Type-C)、USB 3.0×3(うち1基はType-CでACアダプタ接続ポートを兼用)、HDMI出力、microSDカードスロット、音声入出力などを備える。

ネットワークは専用の拡張コネクタに別売の変換アダプタを利用することでGigabit Ethernetが利用できるほか、無線LANもオプションで、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0、Micro SIMカードスロット対応のLTEモデムが選択可能で、LTEの対応バンドは1/3/8/18/19/28/41、WCDMAの対応バンドは1/8。720p対応Webカメラもオプションで選択できる。

セキュリティ機能は指紋センサーを内蔵するか、同社の顔認証セキュリティソフト「NeoFace Monitor」が選択可能。

バッテリ駆動時間はCore i5-8350U搭載モデルで約14.5~17.2時間。本体サイズは307.7×209.8×17.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.23kg。

液晶サイズこそ以前に評価した「VersaPro UltraLite タイプVH VH-4」と同じ12.5型だが、CPUが2コア/4スレッドのCore i5-8200Yから、4コア/8スレッドのCore i5-8350Uになっていることもあり、PCMark 10のスコアは3割以上高速だった。モバイル性よりも性能重視をするユーザーなら、本機を選んだほうがよいだろう。