Windows 10からIEを取り除く

「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。

Microsoftが正式表明しているように、Internet Explorerはすでにレガシーな存在であり、Microsoft Edgeなど最新ブラウザーへの切り替えが強く推奨されている。Windows 10では、旧来環境との互換性を維持するためにInternet Explorer 11を保持しているが、使う場面が皆無であれば削除してかまわない。

「設定」もしくはコントロールパネルから削除可能

Microsoftは米国時間2019年2月7日の公式ブログで、Internet Explorer(以下、IE)の利用をやめることを呼びかけた。

IEが技術的負債であることは明らかで、Windows 10にはMicrosoft Edgeという新たなWebブラウザーも用意している(もっともMicrosoft Edgeは、せっかく開発したEdgeHTMLからChromiumベースに移行する計画を表明し、先行きは不明だが……)。

分かっていることは、社内ネットワークがIE専用というケースや、Microsoft Silverlightが欠かせないなど限定的な需要がなければ、Windows 10にとってIEは不要な存在ということ。IEを削除するには2つの方法があるが、まずは1つめから。

検索ボックスに「オプション」と入力し、「オプション機能」をクリック/タップ

「Internet Explorer 11」をクリック/タップして展開し、「アンインストール」ボタンをクリック/タップ

上記の操作が終わったら、PCの再起動が必要となるので注意してほしい。

もう1つの方法は、コントロールパネルベースの手順だ。

「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「appwiz.cpl」と入力して「OK」ボタンをクリック/タップ

「Windowsの機能の有効化または無効化」→「Internet Explorer 11」→「はい」ボタン→「OK」ボタンと順にクリック/タップ

再起動をうながすメッセージが現れたら、「今すぐ再起動」ボタンをクリック/タップ

こちらはPCの再起動をうながすメッセージが表示されるため、画面の指示どおり進めればよい。なお、「一部の機能に影響を及ぼす」旨の警告メッセージが現れるのだが、コンシューマーベースではIEコンポーネントを必要とする場面は皆無となりつつあるので、大きな問題にはならないだろう。

たとえば「既定のアプリ」でWebブラウザーの選択肢を確認すると、IEは現れなくなる

アンインストール後の%ProgramFiles%Internet Explorerフォルダー。IE関連ファイルは残っている