Chrome OS 72リリース。Pixel以外でもGoogleアシスタントが利用可能に

ただしすべての機種で使えるわけではない模様

GoogleがChrome OSの最新版、Chrome OS 72をリリースしました。今後数日をかけてアップデートが配信されます。

このバージョンでは多くのバグ修正とセキュリティアップデートが含まれているとのことですが、ユーザーとして大きな変更はGoogleアシスタントがネイティブに統合されたことと、Androidのバージョンが9にアップデートした点でしょう。

この2点は、Googleの最新端末であるPixel Slateではすでに利用可能だったもの。また12月にリリースされたChrome OS 72のベータ版でも確認されていた機能です。

Google公式のリリースには記載がありませんが、複数の海外テック系メディアが、Chrome OS 72のリリースに合わせて他のChromebookでも利用可能になったと報じています。ただし、すべての機種で利用できるわけでもないようです。

セキュリティ面では、USBGuardがデフォルトで有効となりました。これは、Chrome OSがロックされている間、USBポートを無効にする機能です。これにより、ポートに差し込むとキーボードのように振るまうUSBドライブを使い、任意のコマンドを実行するRubber Duckyと呼ばれる攻撃を防止します。

他の変更点としては、ネットワークマネージャであるShillがサンドボックス化され、rootユーザーとして動作しなくなったほか、ブラウザで再生している動画がピクチャーインピクチャーで表示可能になっています。

日本ではなかなか普及が進んでいない感のあるChome OSですが、使い勝手は確実に良くなってきています。そろそろ、Pixel Slateをはじめとするハイエンド端末の日本投入も期待したいところです。