macOS Mojave 10.14.4ベータ版でTouch ID+Safariの自動入力が可能に

開発者向けにリリースされたmacOS Mojave 10.14.4ベータ版(Developer Beta 1)にて、Touch IDによりSafariの自動入力(オートフィル)機能が利用できるようになったと報じられています。

テック系メディアのiMoreによると、Touch IDを搭載したMacでは指紋センサー上に指を置くだけで、自動入力機能が使えるとのこと。MacBook Pro(2016以降)やMacBook Air(2018)ユーザーにとってはうれしい更新となりそうです。

現在のSafariでも連絡先やクレジットカード番号、ユーザー名やパスワードの自動入力機能は備わっていますが、文字通りワンタッチで利用できることになります。

macOS Mojave 10.14.4ベータ版では、Macのシステム環境設定内にある「Touch ID」設定に「Safari AutoFill(Safariの自動入力)の項目が新たに追加。これを有効にすることで、Macのロックを解除やApple Pay、iTunesとApp Storeといった3つに加えて、Touch IDを利用できる範囲が広がるわけです。

ほかmacOS Mojave 10.14.4ベータではApple Newsのカナダ向け拡大も含まれているとのこと。iMoreによれば、今後のiOS 12.2アップデートでも、同様の機能が提供されると伝えられています。

正直、ChromeではTouch IDを使うまでもなく自動入力機能は利用でき、利便性という点では目新しさが薄いかもしれません。ただ、個人情報を厳密に守るアップルのポリシーとTouch IDが、ようやくSafariの使いやすさと有機的に結びついたとはいえそうです。