レノボが提案する新しいスマートデバイスはコスパ抜群

1月8日〜11日に米ラスベガスで開催されたCES 2019に合わせて、レノボが新しいスマートデバイスを発表しました。スマートデバイスとは「OK Google!」とか「Alexa!」と呼びかけて操作できるデジタル機器です。

■Googleアシスタント対応の目覚まし時計「Lenovo Smart Clock」

「Lenovo Smart Clock」は、Googleアシスタントに対応した置き時計です。4インチの小さなディスプレイを搭載し、タッチ操作で画面表示を切り替えたり、アラームを設定したりできます。もちろん、ほとんどの操作は「OK Google」または「ねぇ、Google」と呼びかけるだけでOK。

レノボは海外では「Lenovo Smart Display」という8インチまたは10インチのディスプレイを搭載するスマートディスプレイを販売していますが、「Lenovo Smart Clock」はそのコンパクト版と捉えることもできます。しかし、画面に表示できるのは現在時刻、天気予報、自分のスケジュールなどに限られ、動画を表示できません。説明員によると、ベッドルームでの利用を想定し、安眠の妨げになる機能は入れていないとのこと。もちろん、音楽は聞けます。最大出力が6Wのスピーカーを内蔵し、心地よい眠りに誘う音楽や、朝にシャッキとした気持ちにさせてくれる楽曲を聴くことができます。

2019年春の発売を予定しており、米国での予価は79.99ドル(約8700円)。すでにGoogle Homeを使っている人の2台目、3台目としても魅力で、コンパクトなので、出張に持っていくのもアリでしょう。日本発売は未定とのことでしたが、担当者には「ぜひ、日本でも!」と伝えておきました。

タブレットとスマートディスプレイの1台2役「Lenovo Smart Tab」

Amazon Alexaに対応する新製品も発表されました。タブレットとスマートディスプレイの1台2役をこなす「Lenovo Smart Tab」です。

「Lenovo Smart Tab」は、単独でも使える10.1インチ(1920×1200ドット)画面のAndroidタブレットを、専用の「Lenovo Smart Dock」にセットすることで、「Alexa、最新のニュースを教えて」「Alexa、リラックスできる音楽を聴かせて」などと話して操作できるスマートディスプレイに切り替わる仕組みです。

タブレットの性能が異なる2モデルが用意され、上位モデルの「Smart Tab P10」はストレージ容量が最大64GBのストレージで、メモリは最大4GB。800万画素のアウトカメラと500万画素のインカメラを搭載し、4スピーカーのDolby Atmosに対応。指紋センサーも備えています。

下位モデルの「Smart Tab M10」は最大32GBのストレージで、メモリは最大3GB。500万画素のアウトカメラと200万画素のインカメラを搭載し、2スピーカーのDolby Atmosに対応しています。なお、CPUはどちらもSnapdragon 450を採用しています。

アメリカでの価格は「Smart Tab P10」が299ドル〜(約3万2500円〜)で、「Smart Tab M10」が199ドル〜(約2万1600円〜)。日本でも1月下旬から発売予定です。タブレットもスマートスピーカーも欲しいが、予算に余裕がなく…という人はお見逃しなく!