ASUS「ZenBook S13」はカメラがはみ出す世界最薄ベゼルを実現

台湾ASUSはラスベガスで開催中のCES 2019にて、Windows 10搭載ラップトップ「ZenBook Sシリーズ」の新モデルを発表しました。こちら、世界最薄ベゼルの採用が特徴の製品となっています。

「ZenBook S13」は13.9インチのLEDバックライトIPS液晶ディスプレイを、わずか2.5mmのベゼル内に収納。画面占有率は97%に達しています。また米国Engadgetのハンズオンによれば、ディスプレイの色品質や輝度も高いレベルを実現しているとのこと。

ただしこれだけの狭額ディスプレイを実現するため、ウェブカムを搭載したベゼル上部が一部はみ出す形状になっています。また、ディスプレイ解像度も4Kではありません。一方、このはみ出しはディスプレイを開ける突起として役立つという一面もあります。

ZenBook S13の本体重量は2.5ポンド(約1.1kg)で、本体厚さは12.9mm。ASUSによれば、これはディスクリート・グラフィックス(GeForce M150が選択可能)を搭載したノートPCとしても世界最薄とのこと。

本体仕様としては、プロセッサがCore i5-8265U/Core i7-8565U、RAMは最大16GBのLPDDR3。本体にはUSB 3.1仕様のType-CポートとType-Aポートの両方を搭載しています。

ZenBook S13は数カ月後の販売が予定されていますが、価格はまだ発表されていません。ただしZenBookシリーズは廉価市場向けの製品ではないので、ZenBook S13が1500ドル前後(約16万円)になってもおかしくはありません。またZenBook S13と同時に、製品スペックを抑え14インチ/フルHD解像度ディスプレイを搭載した「ZenBook 14」の新モデルも発表されています。