Razer,薄型ノートPCの完全新作「Blade Stealth 13」を発表。今回はGeForce MX150搭載モデルも選択可能に

北米時間2018年12月4日,Razerは,薄型ノートPCであるRazer Blade Stealthシリーズの完全新作となる13型モデル「Razer Blade Stealth 13」(以下,Blade Stealth 13)を北米市場で発売した。

新世代のRazer Blade Stealthは,シリーズで初めて,NVIDIA製のノートPC向けGPU「GeForce MX150」搭載モデルをラインナップしてきたのが大きな特徴だ。

北米市場における直販価格は単体GPUを搭載しない最廉価モデルで1399.99ドル(税別,約15万9000円),GeForce MX150搭載モデルで1599.99ドル(税別,約18万1000円)から()。詳細は不明ながら,日本市場への投入予定もあるという。

表 Blade Stealth 13のラインナップと価格
GPU ディスプレイ メインメモリ容量 内蔵SSD容量 価格(税別)
単体GPU非搭載モデル Intel UHD Graphics 620 1920×1080ドット
(タッチ非対応)
4GB×2 256GB 1399.99ドル
約15万8200円
単体GPU搭載モデル GeForce MX150 1920×1080ドット
(タッチ非対応)
8GB×2 256GB 1599.99ドル
約18万800円
GeForce MX150 3840×2160ドット
(タッチ対応)
8GB×2 512GB 1899.99ドル
約21万4700円

 完全新作ということで筐体のデザインは従来から変わっており,狭額縁かつ鋭角的になった見た目はRazer Blade 15シリーズに近くなった印象がある。液晶ディスプレイとして,Razer Blade Stealthシリーズで選択可能な液晶パネルは世代ごとに変わるのだが,今回は1920×1080ドットのタッチ非対応か3840×2160ドットのタッチ対応かとなっている。

公称本体サイズは304.6(W)×210(D)×11.99(H)mmで,公称本体重量は約1.28kg。321(W)×206(D)×13.8(H)mmで約1.35kgだった従来製品に比べれば,若干ながら小型かつ軽量になっている。

Razer Blade Stealthシリーズは,ゲーム用途を重視した製品ではなく,その点は今回のBlade Stealth 13でも変わっているわけではない。ただ,スペックが低いとはいえ単体GPUを採用し,加えてRazer製外付けグラフィックスボックス「Razer Core」シリーズにも対応しているので,必要があればゲームを動かすこともできる薄型ノートPCとして,魅力を感じる人もいるのではないだろうか。

●Blade Stealth 13の主なスペック

  • CPU:Core i7-8565U(4C8T,定格1.8GHz,最大4.6GHz,共有L3キャッシュ容量8MB)
  • チップセット:未公開
  • メインメモリ:PC3-17000 LPDDR3 SDRAM 8GB×2
  • グラフィックス:UHD Graphics 620またはGeForce MX150
  • ストレージ:SSD(PCIe M.2接続,容量256GB,512GB)
  • パネル:13.3インチ液晶
  • ・解像度1920×1080ドット,タッチ非対応
    ・解像度3840×2160ドット,タッチ対応
  • 無線LAN:IEEE 802.11ac+Bluetooth 5.0(Intel Wireless-AC 9560)
  • 有線LAN:なし
  • 外部インタフェース:USB 3.1 Type-C/Thunderbolt 3×1,USB 3.1 Gen.2 Type-C×1,USB 3.1 Type-A×2,4極3.5mmミニピン×1
  • スピーカー:内蔵4chステレオ
  • マイク:内蔵2chステレオ
  • インカメラ:720p
  • バッテリー容量:53.1Whリチウムポリマー電池
  • ACアダプター:65W USB Type-Cアダプター
  • 公称サイズ:304.6(W)×210(D)×11.99(H)mm
  • 重量:1.28kg
  • OS:64bit版Windows 10 Home