次期Surface LaptopはAMD Ryzen採用&ポケットサイズのAndromedaなどMicrosoft端末の新情報

Microsoftがクラムシェル型ノートPC「Surface Laptop」で、AMDのCPU「Ryzen」シリーズを採用する方針であるとの情報が出ました。さらに、ポケットサイズという超小型のまったく新しい端末「Andromeda」について、当初の計画が中止され筐体が大きくなる見込みなどの新情報も出ています。

ニュースサイトNeowinの元記者のブラッド・サムス氏が、Windows RTの開発初期からSurface構想を抱いていたというSurfaceブランド誕生秘話をつづった書籍「Beneath a Surface」を発表しました。その中で、新型Surface LaptopやAndromeda、Surface Studio、Surface Bookに関する新情報が明かされています。

・Ryzen版「Surface Laptop」
クラムシェル型のノートPC「Surface Laptop」では、AMDのAPU「Ryzen Mobile」が採用される見込みだとのこと。これまでSurface Laptopや2in1タイプの「Surface Pro」シリーズ、オールインワン型「Surface Studio」などほとんどのSurfaceシリーズにはIntel製CPUが採用されてきましたが、AMD Ryzenの性能向上に伴って、新たにRyzen版Surface Laptopが登場することになるようです。Ryzen版Surface Laptopではコードネーム「Picasso」で知られる第3世代Ryzen APUが採用され、2019年第4四半期のリリースが計画されています。

・新端末「Andromeda」

サムス氏は、折りたたみディスプレイを搭載しポケットに入るサイズ(pocketable)という新端末「Andromeda」に関する新情報も提示しています。サムス氏が得た情報によると、Andromedaは2019年後半の市場投入が予定されていますが、残念ながらpocketableよりは大きな筐体になるとのこと。当初、開発が進められていたpocketableなAndromeda端末は開発計画が破棄されたそうです。

・新型「Surface Studio」
2020年とかなり先の話ですが、オールインワン型の「Surface Studio」に新機能として、デジタルホワイトボード「Surface Hub 2」で採用している、ディスプレイを連結できるモジュラーコンセプトが導入されるとのこと。

・新型「Surface Book」

また、ハイエンドノートPC「Surface Book」にも特徴的なヒンジのデザインを一新した新型が開発されており、段差のできる欠点が解消される見込みだとのこと。ただし、サムス氏は2019年第1四半期までに新型Surface Bookが登場することはないと述べています。

サムス氏が提示した新情報はあくまで進行中のものであり、その後計画が変更されたり中止されたりすることは当然あり得ます。とはいえ2019年春にMicrosoftは新製品発表会を開催する可能性があり、その中で今回リークされた新製品のいくつかは発表されることになりそうです。